ちょうど前回白雪姫について書いたので、その流れで童話の話を。
夏に大学のスクーリングで児童学特講を受講。
昔話(童話)について掘り下げ、残酷な話でも子どもに読み聞かせるべきかという課題の講義 であった。
実は急に桃太郎や一寸法師、花咲かじいさん、こぶとりじいさんなどの童話や昔話のあらすじを書きましょうと言われても、
今身近に子どもがいて普段から読み聞かせをしていないと、内容をきちんと把握できていない んですね。
そして改めて「カチカチ山」を読んでみたところ、
なんと残酷で非道な、そして因果応報で誰も幸せにならない話であることに驚愕し、
こんなもの子どもに読ませる必要などない!と当初は鼻息を荒くしたのでした。
しかしながら講義の中で、実際に子どもに読み聞かせをしたあとに感想を聞いても、
残酷なシーンがトラウマになっていたような事例は殆どなく、
カチカチ・ぼうぼうという音の面白さや次々にうさぎが現れることに楽しみを感じていた様子とのこと。
残酷なシーンをすげ替えて子ども向け童話や昔話にすることもあるようだけれど、
この講義を受けて、 ある一部分を切り出してひどい怖いというのではなく、
話全体でどんなことを読み手に伝えているのか、という部分で、
読み聞かせる大人がフォローしながら、価値観や道徳観を伝えていくことが大切なんだな、と考えが変わったのでした。
そういうコミュニケーションツールとしての童話・昔話も、
大人になって読み返したら 、ちょっとしたホラーとして再度楽しめるようになる。
「本当は恐いグリム童話」なんていうものが流行ったのも、
大人になる過程で社会人としての価値観・道徳観を身につけられたからかもしれませんね。